5月21日 日ごとのパン

dailyfood01 日ごとのパン

ヨハネ19:34, 34節のノート1

「しかし、兵卒の一人が彼の脇を槍で突き刺すと、直ちに血と水が流れ出た」。

二つの実体、血と水が、主の刺し通された脇から流れ出ました。血は贖いのためです。それは罪を対処し(ヨハネ一・二九、ヘブル九・二二)、召会を買い取るためです(使徒二〇・二八)。水は命を分け与えるためです。それは死を対処し(ヨハネ十二・二四、三・十四―十五)、召会を生み出すためです(エペソ五・二九―三〇)。主の死は、消極面でわたしたちの罪を取り除き、積極面でわたしたちの中に命を分け与えます。ですから、それには二つの面、贖いの面と命を分け与える面があります。贖いの面は、命を分け与える面のためです。命を分け与えるこの死は、主の神聖な命を彼の内側から解き放って、召会を生み出すためです。召会は、彼の神聖な命が分け与えられたすべての信者から構成されます。この主の命を解き放す死は、エバを生み出したアダムの眠りで予表されます(創二・二一―二三)。また、一粒の麦が地に落ちて死に、多くの穀粒を生み出して(ヨハネ十二・二四)、パン、すなわちキリストのからだを作る(Ⅰコリント十・十七)ことで象徴されています。ですから、それはまた命を繁殖し、命を増殖する死、発芽させ複製する死でもあります。

<抜粋>パンと魚

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