6月11日 日ごとのパン

dailyfood01 日ごとのパン

啓示録 1:13-16, 13節のノート1, 15節のノート1, 16節のノート2-3

「その燭台の間に、人の子のような方が、足まで垂れた衣を着て、胸に金の帯を締めておられた。彼の頭と髪は、白い羊毛のように雪のように白く、彼の目は、火の炎のようであり、彼の足は、炉で精練された輝く真ちゅうのようであり、彼の声は、大水の響きのようであった。彼は右手に七つの星を持ち、彼の口からは、鋭いもろ刃の剣が出ており、彼の顔は、太陽が力を帯びて輝くように輝いていた」。

キリストは今日、諸召会の間におられます。一方で、彼は大祭司として、諸召会のために天でとりなしておられます(ヘブル九・二四、七・二五―二六、ローマ八・三四)。もう一方で、彼は諸召会の間を歩いて、彼らを顧みておられます。彼の動きにあずかり、彼の顧みを享受するために、わたしたちは諸召会の中にいなければなりません。
「足」は歩みを象徴します。予表では、真ちゅうは神聖な裁きを象徴します(出二七・一―六)。キリストの足が輝く真ちゅうのようであるのは、ダニエル書第十章六節で述べられているように、彼の完全で輝く歩みが、彼に神聖な裁きを執行する資格を与えることを象徴しています。ですから、彼が来て、地を裁くことによって占有される時、彼の足は火の柱のようです(啓十・一)。燭台と星は、いずれも夜に輝くためです。地方召会を代表する燭台は、集団の単位です。しかし、地方召会の使者を代表する星は、個人の単位です。召会の堕落の暗い夜には、団体的な召会と個々の使者の両方が、輝く必要があります。
雅歌第五章十六節では、「彼の言葉ははなはだ美しい」、また福音書では、「彼の口から出る恵みの言」(ルカ四・二二)ですが、ここでは、「彼の口からは、鋭いもろ刃の剣が出ており」とあります。これは、キリストの識別し、裁き、殺す言葉です(ヘブル四・十二、エペソ六・十七)。恵みの言葉は、彼の恵みを彼の愛する者たちに供給するためですが、鋭いもろ刃の剣は、彼が否定的な人や物事を対処するためです。
雅歌第五章十節と十三節で、キリストの顔は、彼を追い求める者の評価によれば、美しく見えます。書簡では、キリストの顔は神の栄光を反映して(Ⅱコリント四・六)、彼の信者たちに命を分け与えます。ところが、ここでの彼の顔は、太陽が力を帯びて輝くようでした(参照、ダニエル十・六)。この輝きは、王国をもたらす裁きの照明のためです。彼の姿が変貌し、彼の顔が太陽のように輝いた時、それは王国における彼の到来でした(マタイ十六・二八―十七・二)。彼が王国のために来て地を継がれる時、その顔は太陽のようでしょう(啓十・一)。

<抜粋>パンと魚

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