10月14日 日ごとのパン

dailyfood01 日ごとのパン

Ⅰペテロ1:5-7, 6節のノート2

「あなたがたは、終わりの時に現されるために用意されている救いへと、信仰を通し、神の力によって守られています。今しばらくの間、あなたがたは、さまざまな試練によって悲しまなければならないかもしれませんが、その時には歓喜します。あなたがたの信仰が試されることは、朽ちる金が火によって試されることよりもはるかに尊いのであって、イエス・キリストの出現の時に、賛美と栄光と誉れとなって現れるのです」。

ペテロの第一の手紙の目的は、苦難を受けている信者たちを確立し、強くすることです。彼らは神に選ばれ、この世から神へと、その霊によって聖別され、キリストの贖いの血に注がれ、父なる神によって再生され、生ける望みへと、すなわち、彼らのために天に蓄えられている嗣業へと守られているのですが(Ⅰペテロ一・一―四)、依然として寄留者であって、地上に滞在しています(一、十七節、二・十一)。彼らが滞在している時、苦難は避けられません。それらの苦難は神に用いられて、彼らの信仰をテストし、証明し(一・七)、彼らが善を行ない、苦しみを受けて、キリストに従うかどうかを見ます(二・十九―二三、三・十四―十八)。苦難は、肉に敵対する思いで彼らを武装するために用いられます。それは、彼らが人々の情欲の中で生きないで、神のみこころによって生きるためであり(四・一―二)、キリストの苦難にあずかって、彼の栄光の出現の時に歓喜するためであり(十二―十九節)、キリストの苦難の証し人となるためであり(五・一)、神が彼らを召された永遠の栄光に対して成就し、確立し、力づけ、土台づけられるためです(八―十節)。これは、完全に神の行政の下にあります。それは、神がご自身の家から裁きを始めて(四・十七)、彼の選びの民を裁かれるためです(一・十七)。

<抜粋>パンと魚

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